開発者ブログ

顔認識システムBeeSightが大きくバージョンアップ

・BeeSight TypeMⅡ for Androidに死活監視機能を追加

・BeeSight TypeMⅡ for Windowsは人数カウンティングを強化

 

様々な分野に導入されているBeeSightに死活監視機能が追加されました。

Android STBやタブレットは扱いやすく比較的安価で手に入るのですが、実際に運用していく中で、動作状態や顔の検出状況などの遠隔監視やエラー発生時のリカバリーを行うことができませんでした。

その問題に対処するため、死活監視機能にはBeeSight自身の状態監視とリブート機能を搭載。リアルタイムでの状態監視や再起動が可能になりました。

また、エラーが起きた際は登録したメールアドレスへ通知しますが、今後はSlackやChatworkといったチャットツールやLINEなどの外部ツールとの連携も計画しています。

(※Windows版の死活監視機能は現在開発中です。)

 

また、BeeSightには元々「People Counter(ピープルカウンター)」と呼ばれる人数カウント機能が搭載されていましたが、 顔を検知できない場合は人数の判定が不可能でした。

今回強化された「ピープルカウンティング」では人体検知を組み合わせることで、顔非検知/半身/後ろ姿/上半身のみ等の状態や、シルエットのみ/遠方/ぼやけている/など劣悪な映像からでも推測してカウントすることが可能に。

更にGPUを活用することで渋谷の交差点を渡る数百人の歩行者を瞬時かつ、リアルタイムに推測可能になるほどの処理を行うことが可能になったことで、テーマパークの入り口や、大規模ショッピングモールでの人数カウントなどを行うことが可能になりました。

 

今後はこの機能と従来の顔認識をベースに別の検知機能やトラッキング機能の開発を進めます。

上記機能の初お披露目は、10月末に開催予定の「Japan IT Week 次世代EC&店舗EXPO」で行います。

是非、ブースへお越しくださいませ。

 

プレスリリース

http://arts-eihan.jp/iizuka/press_20210924.pdf